地元で愛される馬肉「肉うどん 中村屋」
長野駅から東京へ向かう新幹線の車中、思い立って上田駅で途中下車。時計の針は19時を少し回ったところ。お店はまだ営業中のはずだ。

駅からほど近いお城口天神通り。お目当ての馬肉うどんに辿り着く。
シンプルなビジュアル。馬肉の旨味が凝縮された出汁は甘じょっぱく、太めの麺は柔らかめ。脂身の少ない肉はくどくない。あっという間に完食。つゆも飲み干す。
信州では馬肉や羊肉はポピュラー。常連らしき人は馬刺で一杯やっている。

メニューには天丼やカツ丼もある。宴会客であろうか、2階から数人が降りてきて、お店の方が入り口まで見送っている。活気のあるザ・昭和の食堂。
明治中期の創業というからかなりの老舗だ。人気があっても後継難から閉店する飲食店も少なくない。地元で愛されてきたソウルフード。歴史を噛み締める。

上田は言わずと知れた真田の里だ。また、ゆっくりと訪れたい。
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