かつて横丁といえば、帰宅途中にサラリーマンたちが一杯ひっかけるイメージだったけど、今は違う。趣向を凝らした新型横丁が次々とオープンして、誰でも楽しめる場所に変わった。
大通りから一本入った小さな飲み屋街を歩くワクワク感。そんな横丁の魅力を進化させたネオ横丁は都内に限らず、町おこしを狙った地方都市でも存在する。旅をするとよく見かけるし、集客もできていると感じる。
はしご酒を前提として小さな店を連ねるアイデアは、記憶を辿ると20年くらい前からあった。全国まで増加した理由は、旧ショッピングセンターを酒場横丁として再生にした「恵比寿横丁」の成功は大きかったのではないか。また、どこのネオ横丁もそうだけど、同じジャンルの店は揃えないのも特徴だ。
沢山ある横丁のなかでも名店が集結するのは「虎ノ門横丁」。ここは高級路線といっていい。
虎ノ門ヒルズ ビジネスタワーの3階にあって雰囲気はお洒落で、洗練されたデザインが素晴らしい。お店で注目したのは「バードランド」と「鳥茂」が出店していること。人気店に気楽に寄れるのは嬉しい。
今回はバードランドに。夕方早めなら予約なしで入れるのも使い勝手がいい。場所柄、客層もいい。ただしリーズナブルとは言い難い。まあ、仕方ないけど。
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