ボクのほそ道。徒然なるままに。

食いしん坊の記録です。ジャズが好き。

2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

太田教の信者

太田和彦の大ファンで、著書はほとんど読んでいる。「居酒屋百名山」巡りで全国を旅し、テレビ番組「新・居酒屋百選」は毎週欠かさず観ている。太田監修の盃も買った。居酒屋の魅力はすべて太田さんから教わった。まさに信者である。 時間を見つけては、居酒…

完全休暇でブラタモリ

今日も猛暑と大風と足治療で休暇。撮り溜めたブラタモリを一挙に観る。 この番組を観ると、地質や地形から街が成り立ち、歴史が作られることがわかる。全国各地のガイドブック的な内容で、良質な旅番組でもある。 タモリさんの豊富な知識には毎回関心する。…

完全休暇で読書「同志少女よ、敵を撃て」

今夜は隅田川花火大会である。浅草に行くことも考えたが、途轍もない暑さと人の混雑は避けたい。痛めたアキレス腱の調子も芳しくない。今日は完全休暇と決めた。 ジャズを流しながら読書。今更ながら気になっていた話題作を。表紙のイラストがいい。舞台はロ…

隅田川花火大会の前日

隅田川界隈をぶらり。 明日は江戸時代から続く歴史ある隅田川花火大会。これが発射台だろうか。明日はここから無数花火が打ち上げられるのだろう。 仲見世通り、浅草寺、南千住側の土手。何度か観ている。今年は4年ぶりの開催。人で混み合うだろうな。 散策…

人生の味、やきとん

浅草橋の歴史遍歴はかなり複雑だ。 浅草見附の跡地で、明暦の大火の悲劇の場所である。浅草寺の参道でお土産の人形が売られ、久月などの人形問屋として発展。元花柳界で、屋形船の発着場でもある。この界隈を散策すると、その雰囲気を感じ取れる。 ここにボ…

遠い太鼓 夏祭り

御徒町を歩いていたら、遠くから太鼓の音が聞こえる。音に導かれるように近づいていくと、いつもは閑静な公園で盆踊り。 流れる曲はなんと荻野目洋子の「ダンシングヒーロー」である(懐かしい)。軽快な太鼓のリズムに合わせ、櫓を中心にして踊っている。飛…

プロレス観戦 G1 CLIMAX 33

久しぶりのプロレス観戦で後楽園ホームへ。只今、新日本プロレス夏の祭典、G1クライマックスが開催中である。 今夜は全8試合。「令和闘魂三銃士」の有望な若手選手も全員出場。組み合わせは最高で、全カード大熱戦だった。生で観ると迫力が違う。やー、楽し…

限定のカレーそば「丹想庵 健次郎」

浅草観音裏をぶらり。午前中は人通りは少ない。 蕎麦屋の前で立ち尽くす1人のサラリーマンを発見。時計で確認すると開店前の時間である。そうか、オープンを待っているのか。 ちょうど12時前である。昼食先を求めてこの界隈を散策するが、営業時間外であった…

居酒屋 特急あずさ 開店

何度特急あずさに乗っただろう。 18歳の頃から、松本新宿間の往復を繰り返しているから数えきれない。単純計算でも300回以上(そんなに?!)今も松本駅から都内に向かう特急あずさの車中。 この間に車両も何度か変わっている。以前は振り子式だった。現車両…

「らーめん 寸八」の豚骨醤油らあめん

豚骨ラーメンが食べたくて久しぶりに寸八へ。 寸八は現在の総本店を構える前、白板時代の常連だった。全部のメニューはもちろん、3つあった裏メニューも、裏メニューを制覇した者だけに提供される裏裏メニューまで完全制覇した。それほど通い詰めた店だ。 や…

浅草猿若町を歩く

浅草駅から北へ向かった浅草6丁目。閑静なエリアだが、江戸時代末期は芝居町で、浮世絵にもなっているほどの一大繁華街だった。 天保改革で点在していた芝居小屋がこの地に集められ、明治まで興行が行われていた。過去の情景に思いを馳せながらの散策は楽し…

赤提灯に惹かれて大森

大森はJRの路線を挟んで、山側と海側に分かれる。かつては断崖だったことは容易に想像できる。 縄文時代の遺構である大森貝墟や、海苔養殖業発祥の地でもある。今は埋め立てられたが、痕跡は随所に残る、なかなか魅力的な街である。 呑兵衛の心をくすぐる山…

宮﨑駿監督の新作を観る

映画「君たちはどう生きるか」の公開後4日間の興行収入が、「千と千尋の神隠し」を超える21億4000万円を突破したと、今朝の新聞記事で読んだ。 もう公開されていたのか。知らなかった。それもそのはず。事前の情報はほとんど出ていないからだ。 宮﨑監督の新…

ラーメン界の両雄による川中島の合戦

戦国時代に武田信玄と上杉謙信が、北信濃の領有を巡って12年に渡って戦った川中島。今やラーメン店の合戦場になっている。 旧北国街道に並行する長野上田線は、ラーメン店が鎬を削る激戦区。その中でも評価の高い有名な2店に初めて寄ってみた。評判通りの美…

小布施のジャズ喫茶「Coffee&Jazz BUD」

観光客で賑わう小布施。何処に行こうかと、Googleマップで見つけたジャズ喫茶へ。 観光中心地よりちょっと離れていて、メイン道路より奥に入った静かな場所。通りすがりの客はまず来ないだろう。洒落た看板が目を引く。 大きな梁のある高い天井を見上げる。…

小布施見にマラソンからスーパー銭湯

今日は小布施町のハーフマラソンが、20回目の節目の記念大会。ボクは毎年出ると決めていて、11回参加している常連である。 早起きして、スタートの朝6時に備える。今年は例年以上に暑かった。日焼け止めの効果虚しく、鼻の頭は真っ赤です。 全国的にも珍しい…

心の味。そば処「たなぼた庵」

長野市に来ると寄りたくなるそば屋さん。地元に住む方に紹介されて以来数十年。ことある毎に何度も訪れている心の味。家族との思い出も詰まった、我が『人生最高レストラン』の一つ。 注文はいつもの「天もり」。以前より盛りの量は減ったとはいえボリューム…

久しぶりのタイ料理「ガパオ」

「トムヤンクン」は世界三大スープの一つだったはずだ。ほかは何だっけな。 中国「フカヒレスープ」 フランス「ブイヤベース」 ロシア「ボルシチ」 検索した結果は4種類。何故かは不明である。 最近、東南アジア系の飲食店が増殖中で、なかでもタイ料理は人…

変貌する浅草観音裏

世界から観光客が集まる浅草。やはりランドマークの浅草寺「雷門」の存在は大きい。 いま浅草を語る上で欠かせないのは、観音裏である。風情のある浅草柳原通りを中心とした、かつての花街。 浅草の旦那衆や女将さん達は、この文化を残そうと奮闘しているよ…

念願のルパンにゆく

危険な香りさえする銀座の裏路地に、仄かに浮かぶ怪しい灯り。江戸川乱歩の挿絵にあるような、昭和レトロなシルエットハットのアルセーヌ・ルパンがいる。 銀座の老舗バーのカウンターに、いつの日か座りたい。若い頃は入る勇気がなかった。数年の月日が流れ…

銀座で映画を観て、五目釜飯

ホン・サンス監督の最新作を観た。大きな事件は起きない。なんでもない日常生活を描くが、独特の空気感と時間の流れが、なんとも心地よい作品である。 カメラはほとんど固定され、ワンシーンの長回しで舞台のような演出。色彩を排除したモノクロが効果的で、…

魅惑の街、北千住

北千住は昔から交通の要衝である。日光街道の最初の宿場町「千住宿」として江戸四宿の一つに数えられる。遊興の地となり、飯盛旅籠はやがて遊郭となる。 現在は千葉や茨城をつなぐ複数の路線が乗り入れるターミナル駅として発展。大学の進出で学生の街になっ…

ラーメン激戦区の西新宿を歩く

90年代後半から一大ラーメンブームを牽引してきた「麺屋 武蔵」の存在が、西新宿をラーメン激戦区にしたと認識している。数多くの店が切磋琢磨し、クオリティの高い味を生み出している。 遅い夕飯時。気軽にラーメンと「満来」や「ほりうち」も考えたがボリ…

「マティス展」を観てからジャズ喫茶。

東京都美術館で開館中の「マティス展」を観に上野公園へ。 アンリ・マティスの画風は、象徴主義から新印象派の点描技法の様式へ。さらにフォーヴィスムへ変遷。 驚くことに彫刻から切り紙絵まで取り組む多彩ぶり。最晩年はロザリオ礼拝堂を手掛ける。常に…

七夕まつりからジャズバー「BAR SOMETHIN’」

今日は七夕だったな。どうりで浴衣姿の男女を見かけるわけだ。 かっぱ橋本通りで「下町七夕まつり」をやっている。一年に一度のこと。お祭りの雰囲気につられて足が向かう。 いつもは人通りは少ないが、今夜ばかりは沢山の人出で賑わっている。通りには短冊…

ビッグサイトからチャーシューエッグ

『インターフェックスWeek東京』が開催中の東京ビッグサイト。今年は過去最多15の国地域から出展とのこと。 大規模な製造や検査の実機装置デモから、小さく区切られた小間。カンファレンスのスペースも多数。スケールの大きい展示会である。 人出は多い。国…

仙台のジャズ喫茶「JAZZ SPOT COUNT」

仙台三越の近く。店のオープンは1971年というから、今年で52年目になる老舗である。 「BASIE」のオーナー菅原さんが、店名の「COUNT」を勧めたというエピソードは、ジャズファンの間では有名な話。 雑居ビルの1階。来る者を誘うアプローチに導かれる。 薄明…

親父の命日に涙「牛たん料理 閣」

今日は親父の命日。82歳の生涯だった。 最後は車椅子の施設暮らしで、笑顔も喋ることもなかった。日増しに弱っていく姿を見るのは辛かった。 1年くらい面倒をみてくださった職員の皆さまには感謝しかない。遠距離であっても頻繁に通って顔を見ていた。その点…

恐るべし高崎のソウルフード「スパゲッティー専科 はらっぱ」

高崎駅のホームに降りると、発車ベル『さらば青春の光』が流れてきた。そうか、ここは布袋寅泰の地元か。 BOØWYといえば「群馬の3B」の一つ。あとはBUCK-TICK、back number だったな。そんなことを考えながら、駅の東口を出て大通りを真っ直ぐ東へ向かう。 …

地元で愛される馬肉「肉うどん 中村屋」

長野駅から東京へ向かう新幹線の車中、思い立って上田駅で途中下車。時計の針は19時を少し回ったところ。お店はまだ営業中のはずだ。 駅からほど近いお城口天神通り。お目当ての馬肉うどんに辿り着く。 シンプルなビジュアル。馬肉の旨味が凝縮された出汁は…