ボクのほそ道。徒然なるままに。

食いしん坊の記録です。ジャズが好き。

#レビュー

SONYを再生したリーダー

人々の想像を超えるものを創出するソニー。好きなブランドの1つだ。革新的な製品を次々と生み出してきた歴史。特にカセットケースと同じ小ささのウォークマンが発売された時の衝撃は、今でも忘れられない。 そんなソニーも一時勢いを失い低迷する。苦境のな…

エリセ監督の新作「瞳をとじて」を観る

ビクトル・エリセ監督作品としては実に31年ぶりの長編である新作を観た。彼は寡作な作家で、撮った長編は今まで3本しかない。 「エル・スール」「マルメロの陽光」、そして、ボクが観てきた映画のなかで、生涯のナンバーワンといっても過言ではない「ミツバ…

知って欲しいサウナの魅力

ボクは週一は欠かさず通うサウナ好き。最近は関係書籍を読みまくっている。本書はサウナのノウハウではなく、サウナの歴史からブームの過程を取り扱っている。興味がない人でも楽しめる。知識を得ることが出来る内容で、話のネタに読んで損はない。 サウナ発…

雑談の重要性を説く

「今日は寒いですね」。日本のビジネスでは常套句である。まず本書はここに斬り込む。 雑談は本題に入る前の大切なイントロである。ビジネスの場であるから、周到な準備をし臨むことの重要性を説く。意図を持ち、信頼、信用、尊敬のある関係を築いてラポール…

ジャズ喫茶店主の入門書

長い歴史のあるジャズの入門書は、内容を詰め込み過ぎるきらいがある。往々にして複雑になりがちななか、本書はとてもわかりやすい。なぜなら、数々のジャズ本著者で、ジャズ喫茶の超有名店『いーぐる』の店主である後藤雅洋監修だから。 ジャズの歴史、演奏…

居酒屋名山を登り続ける

太田和彦著『居酒屋百名山』で居酒屋に興味を持った。本書で紹介された100店(すでに閉業した店もある)の制覇を目指すが、今まで東北や関東中心に20軒ほど伺いました。 太田さんは文章が巧い。居酒屋の魅力を際立たせる文章力。写真や情報の掲載をせず、活…

キースの音色に癒される

体調がすこぶる悪い。胃痛から始まり身体全体が怠い。症状から食あたりかもしれない。 出掛けることは出来ず、仕方なくベッドに横たわり音楽を流す。この状態にピッタリな曲を選ぶなら、キース・ジャレットのピアノソロだろう。ジャズ・ピアニストでありなが…

もうターミネーターは打ち切りか

『ターミネーター』シリーズはすべて観ている。シュワルツェネッガーがダダンダンダダンのテーマ曲で登場すると未だに高揚する。 この映画の元ネタは『ウエストワールド』ではないかな。小学生の時にテレビのゴールデン洋画劇場で観たんだけど、無表情なユル…

掘り出し物の映画「ファースト・カウ」

東京テアトルの株を保有している。不動産バブルなのにも関わらず株価は振るわない。それでも売却せず持ち続けているのは、株主優待で映画鑑賞招待券があるからだ。 映画館は限られている。希望する映画が観れるわけではないから、普段は興味のない作品を選ぶ…

品格が滲み出るエッセイ

キャビンアテンダントだった女性が、伝統ある大企業のリーダーに抜擢。そう、鳥取三津子氏が日本航空の社長になった。 このニュースを知って、数年前のことを思い出した。都内にある建築中の物件を見学に行った際のこと。受付のイベントテントにいた2人の若…

バトンを見つけて渡すこと

御茶の水のホテル内にあるジャズ喫茶店は、お気に入りの空間。広く落ち着いた店内をJBLスピーカーのオリンパスが大音量で響く。ここでの読書は至福の時である。 ジャズを浴びながら読了。余韻に浸って店を出ようとしたら、ビル・エヴァンスの『ワルツ・オブ…

今年を振り返って、1番の映画

今年も何本かの映画を観た。昨年は『R R R』がダントツだったけど、今年は飛び抜けた作品はなく佳作揃い。1番はアニメ『BLUE GIANT』を上げたい。 ジャズファンとしては公開前からワクワクしていたし、その期待を超える出来だった。周りのジャズ好きは皆んな…

旅に出たくなる、るゆい文章がいい

お散歩にはKindleを欠かさず持って出掛けている。ちょっとした時間をみつけては読書に浸る。移動中は贅沢な空間に変わる。 大量な書籍を手元に置ける便利さや、文字の大きさを選べるなどの機能性。読書好きにはたまらない。もちろん装丁された本は魅力的だけ…

ミュージカル『キャッツ』を観たい

ミュージカル『キャッツ』の原作。ノーベル賞受賞作家、トーマス・スターンズ・エリオットの詩集。久しぶりに読み直している。 15篇の詩から成り立っていて、それぞれ個性的な猫たちが登場します。ミュージカルが全世界でロングランの大成功を収めているのは…

成功者の言葉、名言から学ぶ

学生時代、大久保に住んでいたので、歌舞伎町は馴染み深いエリアだ。新宿は松本からみて東京の玄関口。社会人になってからも、自分の成長と共に付き合ってきた街だ。ボーリング場や映画館、コマ劇場。思い出は多い。 歌舞伎町は危険といわれるが、その緊張感…

浅田次郎さんとの出会い

読書から離れていた時期に、映画化され評判だった「鉄道員」を読んで泣いた。表題作だけでなく他の短篇も佳作揃い。それ以来、浅田次郎の著書を読み漁った。もしこの出会いがなかったら活字離れは進んでいただろう。 浅田ファンになってお会いしたくてサイン…

朝井リョウって?何者?

ボクらの頃の就職活動はもっと閉鎖的だったな。ここに描かれる若者たちとはかなり異なる。そんな気持ちになった。 SNSが身近で当たり前の現代に生きるデジタルネイティブ世代。ボクらの学生時代とは大きく変化した点だ。SNSは便利なコミュニティツールであり…

教養としてのワイン、お勉強中

ワインの知識を身につけることは、一流のビジネスパーソンには必須であろう。経営者の集いでワインの話題は国境を越えた共通言語だと痛感した。 アルコール類はなんでもいけるのに、ワインだけはあまり飲んでこなかった。料理に合わせてこなかったことが大き…

予想外に面白かった、ゴジラ−1.0

庵野秀明監督のカラーが全面に出た傑作「シン・ゴジラ」を超えられるのか。そんな不安は吹っ飛んだ。山崎真監督らしさ存分に堪能できるゴジラだった。 舞台は太平洋戦争直後の日本で「三丁目の夕日」の世界だ。レトロな雰囲気がよく、できればもっと見たかっ…

サ道を極めたい

サウナーあるあるである。本書はタナカカツキさんのサウナ体験記。共感できて笑ってしまう。 「風呂」は本来、サウナのことを指すという説、蒸し風呂の形式のこと。だから“さんずい”が入っていないんですね。お湯の入った浴槽に浸かる形式は「湯屋」です。勉…

殺人を正当化する恐ろしさ

関東大震災は1923年だから、ちょうど100年前の出来事。歴史に埋もれた悲劇な事件があったことに驚きを抑えきれない。鑑賞後しばらく放心状態だった。 前半は村の人間模様を丹念に描く。後半にそれぞれの背景や感情が浮かび上がり、多彩な視点から事件を描き…

絵画好きのための作家、マハさん

「マハって変わった名前だな」絵画を鑑賞するようになってから原田マハの存在を知った。美術館のキュレーターから作家に転身したとは異色の経歴から、芸術やアートをモチーフにした作品が生まれている。 代表作「楽園のカンヴァス」を最初に読んだ。画家や歴…

「オオカミの家」理解出来ず、酒を飲む

招待券があったので映画を観に池袋へ。特に目的はなくこれから上映する短めの映画を選択したらアニメだった。これでいいやと適当に決めたのがいけなかった。 普通のアニメーションではない。壁に描かれた絵やオブジェが複雑に変化しながら動く。手間のかかる…

書くだけで人生が変わるなんて

そうだよね、あるある。タイトルが気になって読んで共感した。ボクはここに毎日投稿しているのでよくわかる。 書き始めたきっかけは、他人のblogをみて触発されたから。大切な日々を言語化する。将来過去を振り返るために足跡を残す。心情を吐露する。などな…

心暖まるストーリー「夏美のホタル」

こんなに素晴らしい物語を描く作家がいるんですね。感動した。森沢明夫作品は初めて読みましたが、これですっかりファンになりました。 海沿いのドライブ。自然のなか山や川で遊んだこと。おばあちゃん家に泊まった思い出。夏休みの懐かしい心の情景が浮かぶ…

好みの作家、今村夏子

独特の感性を持った作家だ。いま1番のご贔屓でハマっている。 作家には2パターンあって、面白い物語を書く作家と、面白い文章を書く作家に分かれる。今村さんは後者。 大胆な展開や大きな事件は起きない。そこに物足りなさを感じる読者もいるだろう。最近の…

表紙に惹かれて「宙ごはん」

装画の可愛いらしさ。いわれるジャケ買い。装丁家さん、応援してます。ビブロフィリアは装丁を重視するのですよ。 今注目の作家のひとりだけど、読むのは初めて。予備知識はなし。女流作家だし食をテーマしたほのぼの小説かと想像したけどまったくの勘違いで…

コーヒーとルービンシュタイン「珈琲ショパン」

万世橋駅のあった西側、神田須田町は戦災を免れ、当時の家屋が未だ健在している貴重なエリアだ。 この辺りを散策すると歴史ある建築物を見ることができる。その1つ甘味処の竹むらは今日も行列だった。ラブライブ!(アニメは観たことはない)の聖地である。…

歪んで見える非行少年たちの実態

衝撃的な内容だった。久しぶりに知識を深める読書体験である。読んでよかった。 発達障害や知的障害をもち非行を行う少年たちと接してきた精神科医の体験談。読み進める度に驚きを抑えきれない。 時に常識では考えられないような犯罪が起きる。なぜそんなこ…

みんなのホリエモン

オートバックスの待合室で、若い男性(20代かな)が堀江貴文の本を読んでいた。活字離れといわれるなか今どき紙の書籍で、しかもホリエモン(⁈)とは驚いたものだ。 これがきっかけで彼の著作を興味を持った。読むと若い読者に支持されている理由(特に若い…