ボクのほそ道。徒然なるままに。

食いしん坊の記録です。ジャズが好き。

#映画

お人形さんが人間を襲う

ゴールデンウィークが始まった(一般的にはですが)。特にやることもない夜は映画でも観よう。以前から気になってたホラー物。 両親を亡くした女の子を引き取った叔母(オモチャの開発者)。仕事中心で同居生活はうまくいかない。いきなり姪っ子が来たら戸惑…

エリセ監督の新作「瞳をとじて」を観る

ビクトル・エリセ監督作品としては実に31年ぶりの長編である新作を観た。彼は寡作な作家で、撮った長編は今まで3本しかない。 「エル・スール」「マルメロの陽光」、そして、ボクが観てきた映画のなかで、生涯のナンバーワンといっても過言ではない「ミツバ…

もうターミネーターは打ち切りか

『ターミネーター』シリーズはすべて観ている。シュワルツェネッガーがダダンダンダダンのテーマ曲で登場すると未だに高揚する。 この映画の元ネタは『ウエストワールド』ではないかな。小学生の時にテレビのゴールデン洋画劇場で観たんだけど、無表情なユル…

掘り出し物の映画「ファースト・カウ」

東京テアトルの株を保有している。不動産バブルなのにも関わらず株価は振るわない。それでも売却せず持ち続けているのは、株主優待で映画鑑賞招待券があるからだ。 映画館は限られている。希望する映画が観れるわけではないから、普段は興味のない作品を選ぶ…

今年を振り返って、1番の映画

今年も何本かの映画を観た。昨年は『R R R』がダントツだったけど、今年は飛び抜けた作品はなく佳作揃い。1番はアニメ『BLUE GIANT』を上げたい。 ジャズファンとしては公開前からワクワクしていたし、その期待を超える出来だった。周りのジャズ好きは皆んな…

予想外に面白かった、ゴジラ−1.0

庵野秀明監督のカラーが全面に出た傑作「シン・ゴジラ」を超えられるのか。そんな不安は吹っ飛んだ。山崎真監督らしさ存分に堪能できるゴジラだった。 舞台は太平洋戦争直後の日本で「三丁目の夕日」の世界だ。レトロな雰囲気がよく、できればもっと見たかっ…

殺人を正当化する恐ろしさ

関東大震災は1923年だから、ちょうど100年前の出来事。歴史に埋もれた悲劇な事件があったことに驚きを抑えきれない。鑑賞後しばらく放心状態だった。 前半は村の人間模様を丹念に描く。後半にそれぞれの背景や感情が浮かび上がり、多彩な視点から事件を描き…

「オオカミの家」理解出来ず、酒を飲む

招待券があったので映画を観に池袋へ。特に目的はなくこれから上映する短めの映画を選択したらアニメだった。これでいいやと適当に決めたのがいけなかった。 普通のアニメーションではない。壁に描かれた絵やオブジェが複雑に変化しながら動く。手間のかかる…

デッドレコニングとは、「ミッション:インポッシブル」の新作を観る

感想の結論。もはや「ミッション:インポッシブル」ではない。そもそもデ・パルマの撮ったシリーズ1作目から、トム・クルーズ1人舞台の映画である。 プロフェッショナルのチームワークで、不可能なミッションを遂行するTVシリーズ「スパイ大作戦」は好きな番…

宮﨑駿監督の新作を観る

映画「君たちはどう生きるか」の公開後4日間の興行収入が、「千と千尋の神隠し」を超える21億4000万円を突破したと、今朝の新聞記事で読んだ。 もう公開されていたのか。知らなかった。それもそのはず。事前の情報はほとんど出ていないからだ。 宮﨑監督の新…

銀座で映画を観て、五目釜飯

ホン・サンス監督の最新作を観た。大きな事件は起きない。なんでもない日常生活を描くが、独特の空気感と時間の流れが、なんとも心地よい作品である。 カメラはほとんど固定され、ワンシーンの長回しで舞台のような演出。色彩を排除したモノクロが効果的で、…

感動再び「憧れを超えた侍たち 世界一への記録」

大いに盛り上がったWBC。野球の面白さを再認識した大会だった。 侍ジャパン密着ドキュメンタリーと、プロ野球ファンとしては気になって仕方ない。 3週間限定ロードショーってことで焦ってましたが、やっと観れた。 印象に残ったのは、打たれた投手の苦悩は想…