ボクのほそ道。徒然なるままに。

食いしん坊の記録です。ジャズが好き。

2023-11-01から1ヶ月間の記事一覧

昭和を醸し出すオーセンティックバー

新宿駅東口を出たところ。歌舞伎町に向かう交差点で信号待ちをしていると目に入る新宿アルタビジョン。「笑っていいとも」の収録をしていたビルで、新宿の顔といってもいい。 そして2年前から3D巨大猫(新宿東口の猫っていう)がいるクロス新宿ビジョンが登…

「思い出横丁」の思い出

「あ!岐阜屋じゃん!」。ブラッド・ピットが出てた(ケイト・ブランシェットや役所広司、菊池凛子も!)映画「バベル」のラストシーンで、新宿の思い出横丁にある中華料理店が映った。 今や巨匠といってとも過言ではないアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリ…

寄席の魅力を知る、新宿末廣亭

初めて目の前で本物の落語をみて、その魅力に取り憑かれた。上手い噺家だと背後に情景が浮ぶ。話を聞くというより感じる話芸。 落語にハマって古典落語の文庫本は全シリーズを読破した。お気に入りは古今亭志ん朝。故人で実際の高座は拝見できないけど、文章…

蕎麦前で一杯、〆はそばでしょ

もう10年前になる。「かんだやぶそば」の火災には言葉を失った。そば屋巡りにハマっていた時期で、突然の閉店はショックだった。 東京都の歴史的建造物に指定された数寄屋造りの建物は焼失し、その後新築された。創業1880年(!)、江戸前蕎麦御三家(藪、砂…

とんかつ屋でソテー注文とは

アーケードのある商店街に流れる曲。なんだっけな?そう交響曲第9だ。急に年末を意識するようになった。 酒は百薬の長という説は昔のこと。最近の研究では健康には関係ないらしい。最近ずーっと飲み続けている。続いて2日空けると効果があるというなら今夜は…

セールのあと、巨大サンタに遭遇

東京ビッグサイトで『伊藤忠ファミリーセール』が今日から明後日まで開催中である。セールは初日が勝負!迷わず会場に向かった。 過去にランナー仲間から案内されて、1度だけ伊藤忠のセールに行ったことがある。その時は格安のSamsoniteの大きなバックとCX-W…

朝井リョウって?何者?

ボクらの頃の就職活動はもっと閉鎖的だったな。ここに描かれる若者たちとはかなり異なる。そんな気持ちになった。 SNSが身近で当たり前の現代に生きるデジタルネイティブ世代。ボクらの学生時代とは大きく変化した点だ。SNSは便利なコミュニティツールであり…

酉の市。巨大なサンリオ熊手に遭遇。

東京では立ち食いそば屋のことを「路麺」という。命名の由来は「路傍の麺」らしい。サッと食べて立ち去る。時間に追われているときの貴重な存在です。 日比谷線の三ノ輪駅。改札を出て3番出口の右手に立ち食いそばの「峠の蕎麦」がある。 かき揚げ天。そばか…

宿場町は生き続ける、新宿を歩く

江戸時代の初めから、現在の新宿伊勢丹から四谷四丁目交差点までの間に「内藤新宿」という宿場町が存在した。当時の風景は、歌川広重の浮世絵『名所江戸百景』の「四ツ谷内藤新宿」に描かれている。馬や人が行き交う賑やかな場所だったに違いない。 今は新宿…

激辛ラーメン、蒙古タンメンにハマる

もう何年前だろうか。蒙古タンメンを知ったのはラーメンブームの頃。“神の舌を持つ男”と称された石神秀幸ラーメン王の本であったと記憶している。 当時、ここまでの激辛ラーメンは珍しかった。辛味のなかに旨味。「蒙古タンメン」の新鮮な刺激にハマってしま…

信州ワインとおつまみ弁当

長野県はワイン作りが盛んだ。小さなワイナリーが次々と開業し『信州ワインバレー構想』は確実に成果を上げている。 県内4つのエリアに分類される。特に「桔梗ヶ原ワインバレー」は、降水量が少なく日照時間は長い。以前から葡萄の産地でコンコードやナイヤ…

そば集落の美味しいお蕎麦たち

松本市に接した山形村。雄大な北アルプスを望みながら、日本アルプスサラダ街道をドライブしていると『唐沢そば集落』の大きな看板が目に入る。 唐沢地区は、近くに流れる唐沢川の水を利用した水車小屋で精米や製粉業で栄えた歴史がある。自家栽培の挽きたて…

勝負どころで結果を出せない、山雅

どうしちゃったの?今日のゲームの総括はそれに尽きる。シーズン前に掲げたポゼッションサッカーを志向するスタイルはどこへやら。今シーズン最悪の内容だ。 雪が時々舞うほど(今シーズンの松本の初雪)の寒いなか、勝利を信じるサポーター。まだ昇格の可能…

教養としてのワイン、お勉強中

ワインの知識を身につけることは、一流のビジネスパーソンには必須であろう。経営者の集いでワインの話題は国境を越えた共通言語だと痛感した。 アルコール類はなんでもいけるのに、ワインだけはあまり飲んでこなかった。料理に合わせてこなかったことが大き…

浅草観音裏の和菓子、きんつば

かつては都内屈指の花街として栄えた浅草観音裏。芸者屋の存在する特異さは、外部を遮断する雰囲気を持つ。一昔前は一見さんは踏み入れ難い街であった。 時代の流れと共に料亭は次々と姿を消し、跡地にはマンションが建ち並ぶようなった。見番は現存し絶滅危…

新宿の洋食、名物ロールキャベツ

BSフジ「日本一ふつうでおいしい 植野食堂」。植野dancyu編集長が実際にお店の厨房に入って、名物料理を作りに挑戦する。悪戦苦闘する姿が微笑ましい。中華鍋は持ったことはないが使い方はとても難しそう。 美味しい料理が誕生する過程と、料理人の手捌きを…

麻婆豆腐を訪ねて

秋葉原駅から神田駅に向かい、神田ふれあい橋(元々は東北新幹線建設工事のための仮設橋。利便性が高く住民の要望で残したらしい)で神田川を渡る。近くには江戸三森のひとつ柳森神社(あと新橋の烏森神社、人形町の椙森神社)がひっそりと佇む。室町時代に…

孤独のグルメ、麻婆豆腐

『〇〇で紹介されました!』というアピールをよく見ます。テレビ出演の反響は大きいようです。親しい飲食店に訊いたら、紹介されたメニューばかり出る状況が2週間は続く。常連さんにも迷惑をかけるので取材お断りだという。 グルメ番組は制作費はかからない…

関東の温泉、いい湯です

かつての関東平野は海だったわけで、地下を掘れば必然的に温泉は出る。わざわざ山間に出掛けなくてもいいんです。 東京と千葉に接した埼玉県最南東の地域、でこれほど良質な鉄分含有の褐色のお湯があるとは、まさに“めぐみ”の湯です。しかも加温、加水をしな…

語り継がれる洋食の味

もう5年前だろうか。店の前を通ったことがある。老舗感たっぷりの風格に圧倒された。なんとなく畏れ多くて、その時は近くの更科蕎麦屋に入った。 後に名店と知り入らなかったことに後悔した。大森に行く機会は少ない。今回は迷うことなく初訪問となった。 …

予想外に面白かった、ゴジラ−1.0

庵野秀明監督のカラーが全面に出た傑作「シン・ゴジラ」を超えられるのか。そんな不安は吹っ飛んだ。山崎真監督らしさ存分に堪能できるゴジラだった。 舞台は太平洋戦争直後の日本で「三丁目の夕日」の世界だ。レトロな雰囲気がよく、できればもっと見たかっ…

サウナーのお眼鏡にかなったメガネ

メガネを外さなくてはならないケースは2つある。寝ている時。さすがに不要。サウナ利用時。不便(特に時計の針が見えない)なんです。 今年上半期ヒット番付にランキング。熱に強く曇りにくく壊れにくい。サウナ専用に振り切った商品。こういうのを待ってい…

高級居酒屋の名店、それは隠れ家

ここ数年、渋谷駅周辺の変貌ぶりには驚かされる。10年ぐらいになるであろうか。急激な再開発は進んでいるが一向に終わる気配はない。 とはいえ、恒例の迷子になっていた渋谷駅の乗り換えもわかりやすくなってきた。方向感覚に絶対の自信を持っていたプライド…

せんべろの聖地、消えゆく京成立石

寂しさを抑えきれない。話には聞いていたが実際に目にすると悲しさが込み上げてくる。京成立石駅の北側は塀に囲まれていた。 『せんべろの聖地』で呑兵衛のワンダーランド。昭和レトロの象徴だった「呑べえ横丁」はもちろん「鳥房」も「江戸っ子」ももうない…

一日の終わりに、BARで一杯

バーはサードプレイス。今日を振り返り明日の活力を得る思索するところ。 気さくなマスターと居心地のよい浅草のバー。コロナ明けで初です。マスターお変わりなく嬉しい。 いろいろ語りたいのだけれど満席で忙しい様子。また来なければならない。 今夜はジン…

3連休の最終日、ゆっくり過ごす

秋風が肌を潤す。とてもいい季節だ。まだアキレス腱周囲炎は完治しておらず、ランニングができないのは残念。 3連休最終日は山雅ホームゲーム日のルーティン「林檎の湯屋 おぶ〜」から「サンプロアルウィン」である。今年何回目だろうか。サウナでととのって…

家族との思い出、よく行った町中華

家族と外食となるとよく行った思い出の場所「家族亭 龍門」。記憶が正しければ、明科店(今は閉業)が最初で、その後、松本店(「麺屋 直」の前身)と池田店、ここ穂高店があった。 子供の頃は、ラーメンとカレーライスが一度に食べられるCセットがお気に入…

サ道を極めたい

サウナーあるあるである。本書はタナカカツキさんのサウナ体験記。共感できて笑ってしまう。 「風呂」は本来、サウナのことを指すという説、蒸し風呂の形式のこと。だから“さんずい”が入っていないんですね。お湯の入った浴槽に浸かる形式は「湯屋」です。勉…

最後の晩餐はそば、角萬を知れ!

太い麺。うどん?ではない。そば!ですよ。唯一無二のそばなんです。ボクの最後の晩餐はこれですね。 きやの注文はほとんど「肉南蛮そば」ですね。温か冷か選べますが、ボクは必ず「冷肉」です。つゆが濃いめで断然オススメです。 角萬は“そば”のラーメン二…

19年ぶりの献血、時の流れを感じる

小学校の前で献血をやってる。これを機会に断われるかもしれないが挑戦してみるか。というのは前回は中性脂肪が高いという理由で採血できなかったのだ。 断られるとショックは大きい。今回は事前に確認してみると以前よりハードルは低いようだ。難なく献血で…