数年前、松本市に「ドン・キホーテ」が初進出し、初めて店内に足を踏み入れた。商品が高く積まれた圧縮陳列という独自性。一方通行になっていて、まるでラビリンスを彷徨ったような、不思議な感覚に陥った。
ここは以前、地元企業の林友が経営していた「林友ホームタウン」というホームセンターがあった場所だ。敷地内に「コーヒーハウス・ポプラ」がある。林友が建築したカナディアンシーダーハウスの喫茶店だ。屋根と壁面が一体となったアーチ状の木造構造が目を引く。
ちょっと時間があったので、久しぶりに寄ってみた。以前はマイカップがずらりと並んでいて、常連さんが羨ましく憧れたものだ。お話を伺うと先代が高齢になり、2年前に今の店主にバトンタッチしたとのこと。内装も変わったのかもしれない。
メローブランドをいただく。香り高い自家焙煎のサイフォンコーヒー。上品なカップ。なんと450円!これでやっていけるのか心配になる。
常連さんを大切にする姿勢は理解できるけど、喫煙可は今の時代に合わない。ただ、天井が高い構造なのか、匂いはあまり気にならない。