初めて目の前で本物の落語をみて、その魅力に取り憑かれた。上手い噺家だと背後に情景が浮ぶ。話を聞くというより感じる話芸。
落語にハマって古典落語の文庫本は全シリーズを読破した。お気に入りは古今亭志ん朝。故人で実際の高座は拝見できないけど、文章のなかでしっかりと生きている。
久しぶりの末廣亭。初めて寄席を見た場所だ。歴史ある雰囲気がいい。寄席は料金を支払えば1日中滞在可能。長丁場で予定登壇者のチェンジメンバーもよくある。期待したねずっちは登場せず、代打はぴろきだった。彼は何度も浅草で見かける。あの顔は1度見れば忘れることはない。
神田伯山が登場。今や最もチケットが取れないといわれる人気ぶり。まず迫力が違う。しっかり涙を誘いちゃんと笑わせる話術。上手いなぁ。
伯山が終わったら何人かの客が席を立った。目当てだったのね。気持ちはわかるけど、まだ中入りなのに。
運営は昔ながらの古風。ユニフォームは昭和かよ!とツッコミたくなる。