ボクのほそ道。徒然なるままに。

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魅惑の街、北千住

北千住は昔から交通の要衝である。日光街道の最初の宿場町「千住宿」として江戸四宿の一つに数えられる。遊興の地となり、飯盛旅籠はやがて遊郭となる。

現在は千葉や茨城をつなぐ複数の路線が乗り入れるターミナル駅として発展。大学の進出で学生の街になった。東京の住みたい街ランキングで上位常連の人気エリアだ。

戦後のバラックから始まった歴史は、酒を求める人々が行き交う、飲み屋が軒を連ねる細い路地に面影を残す。今や都内屈指の飲み屋街で呑兵衛の聖地。

今回は千住大衆酒場の代名詞といえる「千住の永見」にお邪魔する。

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グループやご夫婦、お一人様。今夜も大盛況で満席。相席は当たり前で、お隣さんは梯子酒で上機嫌のお兄ちゃん。いつ来ても活気がある。

頑固に味を守る料理人のおじちゃん達。動きに無駄のないホールのおばちゃん達。親しげに話し掛け合う昭和から続く大衆酒場の雰囲気で、とても嬉しくなる。

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メニューは豊富で迷う。まぐろ葱ぬたと〆鯖は外せない。追加でアジフライと名物の千寿揚げ(にんにく入りの方がいい)すべて美味しくいただいた。

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宿場町通りを歩いていると、大きな暖簾が目に入る。この外観はズルい。新しい店であるのは間違いない。自然と足が向く。

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永見と違ってスタッフ達は若い。多様な居酒屋があるのも北千住の魅力だ。

ビールと餃子のゴールデンコンビを頬張り、呑兵衛は満喫する。千住の夜は更けてゆく。

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