浅草橋の歴史遍歴はかなり複雑だ。
浅草見附の跡地で、明暦の大火の悲劇の場所である。浅草寺の参道でお土産の人形が売られ、久月などの人形問屋として発展。元花柳界で、屋形船の発着場でもある。この界隈を散策すると、その雰囲気を感じ取れる。
ここにボクの愛して止まない立ち飲み酒場がある。
注文はルーティン。ファーストはボールに、塩でタン、ハツ。
セカンドは、ときわ盛に、タレでレバ、シロ。
苦しい時、悲しい時、楽しい時、この味を噛み締め、過去を振り返り、将来を夢みてきた。まさに人生の味だ。
ゲーテ曰く「涙とともにパンを食べたことのある者でなければ、 人生の本当の味はわからない」
煙を浴びた洋服は、いつもより強く匂いが残った気がした。
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