市の中心である水沢駅に降り立った。水沢というとデサントの高級ダウンウエアのイメージしかない(失礼)
実際歩いてみると歴史ある街だと知る。新しい発見は旅の醍醐味だ。
散策中に見つけた『奥州市武家住宅資料館』内田家旧宅。立派な門構えから格式の高さが伺える。無料休憩所との看板があり覗いてみた。
囲炉裏が焚かれていて、しっかり管理されているのがわかる。職員らしき女性の声がけで、併設された資料館にご案内いただいた。展示物を懇切丁寧に説明して対応してくださった。ありがたい。
初めまして知ったのだが、かつて水沢城があったそうで、今は埋め立てしまい痕跡はないとのこと。Googleマップで「水沢」と検索したら、住所でいう「水沢大手町」が城跡の形を残している。
向かい側にあった後藤新平旧宅。ここも無料で見学できる。この周辺は未公開の武家屋敷も点在しており、当時の面影がそこはかとなく伝わってくる。
維持管理費用を負担してまで、観光客に開放し、歴史を後世に伝える。偉人を輩出する水沢の文化意識の高さを悟る。
表通りから入った先にラーメン屋を発見。駐車場には地元ナンバーの以外の車もあり、人気店のようだ。
旅行に来てまでラーメンはないだろう、と一度は通り過ぎるも、繁盛ぶりが気になり踵を返す。多少待つようだが、並んでみる。
メニューをみて醤油か塩か迷ったが、特製の醤油をいただいた。いま流行りの上品な味だ。東京都内でも行列になるだろう。
接客は丁寧で気持ちいい。地元のと触れ合いも旅の愉しさの一つである。
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