銀座のバーで一杯。ちょっとしたステータスかもしれない。銀座で寿司はさすがに高額だけど、バーなら気軽に行ける。腕を磨いて銀座で自分の店を持つことは、バーテンダーの憧れではないだろうか。1人で勝負する点は、寿司屋と共通している。
バーのある場所は、地下もしくはビルの2階以上がほとんど。カウンターがメインで店内は狭い。訪問する際は、隠れ家を探訪するようなスリリングさがある。人を寄せつけないような重厚な扉にたじろぐが、開けば優雅な世界が広がる。
銀座一丁目にあるバーの名物「忍者アイス」。バーテンダーのカットテクニックから生まれた透明度の高い氷は、たしかに消えて見える。これを“忍者”とネーミングしたセンスがいい。
銀座の客層は上品。ビジネスパーソンは英語で会話している。最近はインバウンドで外国人にも人気があって、海外からのお客さんも多い。
待つこともある。以前では考えられない現象だ。1人でゆっくりできないことも。
r.gnavi.co.jp