ほんとにこんなとこにあるの？高評価のとんかつ屋を探して山沿いの急斜面を上る。桜の名所である弘法山古墳の近くであるが、対向車が来たら避けきれない細い生活道路で、普段松本市民は通らないし知らないだろう。
ここは糸魚川－静岡構造線の牛伏寺断層のある場所。30年以内にM7以上の地震確率25%は全国第1位である。急に不安になる。こんな時に余計な地形マニアの知識がよぎる。
斜面に建てられた店で、登山口のような急な丸太階段を登らないと、本日の昼食にはありつけない。木製の手すりはあるものの足元は不安定でおぼつかない。足に自信のない人は無理だ。
まさに隠れ家といえる。店内に入るとまず眼下に広がる市内の展望がいい。アルプスまで見渡せると最高なんだけどマンションが立ちはだかる。
ロースカツ定食。丁寧に揚げられている。パン粉は細か目で肉の柔らかさが引き立つ。ご飯、お味噌汁、サラダ、小鉢、漬け物にデザートまで付いて1.470円とは超お得。
自然の風景を望みながらの食事はなんとも贅沢。場所がら集客は難しいでしょうけど、この内容なら口コミで人気が広がりそう。また来たい。
