ここ数年、よく東北を旅するようになった。特に青森には強く魅力を覚える。弘前、五所川原、八戸など。ボクはどこに惹かれるのだろうか。
青森駅は本州最北端を象徴するかのような終着地。かつて青函連絡船の発着地で繁栄したであろう街はどこか寂しい。
今頃は鯖の美味しい時期だろう。ブランド鯖で脂の乗った八戸前沖さばを想像しただけで食欲をすする。
鯖は子供の頃、健康のためと何度も食べさせられたことから苦手になった食材だった。嫌いな食べ物も本物の味を知ってから、今は大好きな魚になった。何でもそうだけど一流を知ることは大切なことです。
北千住に青森を彷彿させる名店あり。千住ほんちょう通りにある牛丼吉野家の2階、ねぶた祭りの看板が目を惹く。
しめさば、づけ、味噌じめの3点盛り。そして名物の鯖の串焼きに舌鼓。
海の幸に地酒の豊盃。いま雪であろうか。遠き青森に想いを馳せながら一献。