夜の帳が下りるころ。
下町の代表的な繁華街、上野へ。
上野駅の南側。アメ横とは線路を挟んだ立ち飲み屋の多いエリア。大変な賑わいです。
いまやコロナ自粛は過去のこと。みんな楽しそう。
その一角にそっと佇む渋い外観。洒落た提灯。黒壁に白暖簾が映える。
吉田類の酒場放浪記で紹介された店だ。
今回、初めてお邪魔しました。
酒の肴盆。落花生の箸置き。
呑兵衛の心をくすぐります。
上野駅はかつて北の玄関口と言われたところ。
ここの郷土料理に、遠く離れた故郷に想いを馳せる。そんなドラマを想像する。
黒木材を基調とした落ち着いた雰囲気に、歴史と北国の風格を感じずにはいられない。
時の流れと共に、ゆっくりと夜は更けてゆく。
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