ボクのほそ道。徒然なるままに。

食いしん坊の記録です。ジャズが好き。

住友コレクションを観る

東京の地形は起伏が激しい。特に六本木周辺は尾根と谷を結ぶ傾斜がきつい。このエリアを開発する森ビルの卓越した技術と魅力ある街づくりはとても素晴らしい。

JR南北線六本木一丁目駅を降りると、泉ガーデンタワーに接続されている。ビル内のエスカレーターに乗るととにかく上に上る。急な勾配を体感できます。

エスカレーターを降りるとアークガーデンに出る。ビル群のなかにある緑豊かで閑静な場所。ここにひっそりと佇む泉屋博保東京館を初訪問。特別企画展『日本画の棲み家』。

今まで見たことのないタッチの岸田劉生の掛軸や、宮川香山の真っ赤な花瓶。明治、大正から現代作家の作品まで、『床の間芸術』をテーマに小規模ながらも楽しめた。

日本家屋にあった座敷や床の間は、西洋化した現代の家には存在しない。来客を迎えるための掛軸や屏風などの美術も不要なのかもしれない。

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博物館を後にして周辺を散策。ベントレージャガーなどの高級車が走り、最近オープンした麻布台ヒルズ。この辺りも風景は変わりましたね。