素晴らしい坂道である。長野駅から善光寺に続く長い参道。約1.8キロという。
長野マラソンではここを下る。善光寺を背にして長野駅に向かうマラソン前半のハイライトだ。歩いてみると予想外に上り坂である。
開発が進むエリア。整備された広々して潔い直線。ここからの眺めは坂好きには堪らない。
善光寺に近くにつれて風景が変わる。急に道は狭くなり両側に宿坊が立ち並ぶ。落ち着いた雰囲気に歴史を感じる。
ところどころ階段になっており、上り坂はきつくなる。息は上がり夏場で汗だくになる。
善光寺近くのエリアに来るとお土産屋が軒を連ねる。いわゆる仲見世通りである。門前町らしい空気感が伝わってくる。
歩くに連れてこれほど違う顔をみせるのが、善光寺参道の魅力だ。全国的にも珍しい参道ではないだろうか。
信州といえば蕎麦。せっかくなので、2軒はしごしてみた。
1軒目。アド街で高倉健が寄ったエピソードを紹介していて気になっていた店。待ち人おらず、すんなり入れた。
もりそば。ノスタルジックで素朴な味。麺が少なめなのは、食べ歩きを想定した配慮だろう。丁度いい量だった。つゆは薄め。
先出しのかりんとうや添えられる漬物は老舗らしい気配り。長く愛されきたであろう風格を体感する。
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2軒目はGoogleマップで検索して見つけた人気店。かなり繁盛しているようで、10分ほど待った。ここは当たり。
オススメの鴨南蛮。珍しい平麺の食感よろしくボリュームも満点。つゆは暖かく濃いめ。ネギもいい仕事をしている。
食べきれるか心配だったけど、つゆとのバランスがよくマッチして難なく完食。満足度は高い。
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