紀伊國屋書店の地下がリニューアルされた。たしか耐震工事をしていたはずだ。ぶらりと入ってびっくりした。『鮨處 八千代』の看板が目に入ったからだ。
信濃町煉瓦館店によく行った。神宮球場で野球観戦の日は、ここのデザート付きランチセットを食べるのがルーティンだった。味よく雰囲気よくリーズナブルで、お気に入りのお寿司屋さんだった。
地下でわかりにくい場所にあり、最初はお客さんが少なかった。たぶん口コミでどんどん広がっていったのだろう。いつしか満席大繁盛店となった。
ところが、ある日から明らかに鮮度が落る。最初は偶然かなと思ったけど、その後何度もがっかり感が続き、自然と足が遠のいた。その後、閉業となった。
鮨處八千代は都内に数店舗あったと記憶している。同じように味が低下したのか、事業縮小なのか、他店も次々と閉業した。なぜここまで凋落したのか。詳しい原因はわからない。
そんな思い出のお寿司屋さんが、立ち食い業態となって突然目の前に現れたのだ。懐かしさから、気軽な気持ちで寄ってみた。
握りに山かけと碗物が付いた「超まぐろづくし」。これで1,870円はお得。煉瓦館店時代の好きだったマグロの味だった。
久しぶりの八千代。以前からのファンとしては頑張って欲しいし、これからも応援していきたい。
https://www.sushi-yachiyo.com/homepage/