ボクのほそ道。徒然なるままに。

食いしん坊の記録です。ジャズが好き。

衝撃のたんめん、ふたたび

メジャータウン荻窪と吉祥寺の中間にある西荻窪。小さいながらも存在感ある街です。独特な雰囲気があって、ボクは中央線のなかでも1番好きな街なんです。

久しぶりに訪れたけど、駅周辺は変わっていない。アーケードの西荻南口仲通街に浮かぶピンク象は健在。とても不思議な西荻の象徴です。

木造建築が密集する南口の小さな飲み屋街。ここにラーメンブームが熱くなるずっと以前から人気のラーメン屋がある。

もう何年も前だけど、1度だけ伺ったことがある。名物「たんめん」は心から美味しいと唸るほど感動した。シンプルだけど深みがあって、和食でいう引き算のスープの旨味は忘れたことはなかった。

月日が流れ、当時のことをかなり美化しているかもしれない。そんな不安を抱きながら、久しぶりの訪問となった。

作り手は変わっていた。以前はご夫婦?だったが、2人の若いお兄ちゃんが厨房にいた。味に変化はあるのか、さらに不安になる。

今回は厚めで食べ応えのあるチャーシューをトッピング。最初の衝撃ほどではないけど、美味しさはしっかり継承されていた。

料理は足し算、掛け算。複雑な味の変化を舌で楽しむのもいい。素材の旨味を引き出した繊細な味わいは、現代では新鮮に映るだろう。

はつね
〒167-0053 東京都杉並区西荻南3-11-9
1,000円(平均)
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人形町の裏路地にあるとんかつ

人形町が好きなのは歴史と伝統があって江戸情緒漂うから。最近、人形町駅の近くに今流行りの飲食店ビルが誕生しているが、街にはマッチしていない気がする。

何といっても人形町の魅力的は、小さな飲食店が点在するところ。小料理屋が多くて洒落ている。しかもどこも賑わっていて、以前に増して人気のエリアになっているんじゃないか。

知らなければ入るのも戸惑うであろう裏路地に、とんかつの名店がある。閉店間際に伺ったけど、優しく応対していただいた。

古民家のような木造建築で、内装は高級感のあるシックな空間。1階はカウンターのみ。目の前で気さくな大将が腕を振るう。

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サイズは選べる。110gでもボリュームは十分。以前来たのはコロナ前だから4年ぶり。久しぶりだし、せっかくなので「すっぽんカレー」を追加する。

ライスの上にかつを置きカレーをかける。カツカレーも楽しめる贅沢。美味しさに幸せを感じる。ブランド豚に拘っていないのもいい。

常に気配りをする女将。心遣いもとんかつ並に温かい。

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今シーズン初の神宮球場観戦

神宮球場今シーズン初観戦。結果は負け。後半まで接戦だったけど、8回に中継ぎが打たれて大敗。悔しい。

まだ序盤だけど今シーズンのスワローズは、弱点のピッチャーの補強ができてない印象。新加入のピッチャーはいまひとつ。木澤、清水は打たれ、抑えの切り札、田口は調整中。台所事情は厳しい。

投手陣がダメなら自慢の打線が打てばいい。山田哲人が抜けたとはいえ、迫力ある打線は健在。しかし全体的に当たっていない。チャンスで打てない。

4番の村上は今年も絶不調。ボクの神宮観戦は相性がいい。シーズンホームラン日本新記録となるバレンタインの56号も、世界の王さんと並んだ村上の55号も目の前で見た。今夜は村上の今シーズン初ホームランを期待したが不発。残念。

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スタートダッシュは首位だったけど、ここまでの状態を見ると今年も優勝は難しいそう。ボクは土橋監督からの筋金入りのスワローズファンだから、チームの好不調は気にしない。何があっても応援し続けますよ。

春の味覚、山菜を求めて

春といえば山菜である。 山国育ちのボクは子供の頃、親父と一緒になって早朝に採りに行ったものだ。今となっては懐かしい思い出である。

山菜の王様はタラの芽。野生のタラノキの高さは2m以上で幹や枝に鋭いトゲがある。タラの芽は先端にあるので、先にフックの付いた長い棒で幹を引っ掛けて手前に寄せる。取るのは結構難儀である。

馴染みの居酒屋に寄ると「こしあぶらとアスパラガスの天ぷら」がメニューにあった。これは頼まないと。

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山菜料理はやっぱり天ぷらに限る。 山菜の女王こしあぶらは、タラの芽より山菜特有の風味が濃い。大将曰く都内ではまだ知らない人が多いそう。

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そして筍のお浸し。サクサクした食感が堪らない。これに日本酒を合わせる。日本人の食文化の底力を十分に堪能した。

四季折々の旬を味わう。日本人の美の感性は、食にもつながっている。この時期は山菜を提供する場所を探していたので、ここで出会えるとは嬉しい。まだまだ山菜探訪の旅は続く。

新規開拓、北千住の立ち飲み屋

北千住の飲み屋街をぶらぶらしていて、数人の行列を見かけた。どうやら立ち飲み居酒屋のようだ。近くには地下鉄の入り口があるが、繁華街でも外れの方で、人通りは少ない場所だ。だから余計に人集りは気になる。

ここは何度も通っているけど人集りの記憶にない。おそらく最近できたのであろうと、調べたらオープンは2015年5月とのこと。9年間知らなかったとは。まだまだ修行が足りません。

外から見ると人がひしめき合っていて狭そう。その光景はいかにも立ち飲み屋らしい。入ってみると内は意外にも広くて、2つのテーブル席もあった。カウンター席だけ立ち飲みスタイル。

刺身、もつ煮、揚げ物。店内に貼られた短冊を見ると、呑兵衛の心をくすぐる居酒屋メニューが並ぶ。価格帯は300円台と安い。

隣りの常連客らしきお兄さんから「ここにもあるよ」とメニュー表を渡された。新参者にも気軽に声をかけてくるお客さんがいるのは、いい居酒屋の条件だ。一気に心が和む。

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料理を一通り頼んでみる。どれも外れはない。珍しい「うなぎの干物」があった。これはいただかないと。メガハイボールと合わす。至福の時である。

新たな発見もあって上機嫌。北千住は楽しい。

松戸「湯楽の里」でととのう

同じ趣味を持つ同士は気が合うもの。何度も会っている営業担当が、実はサウナーと知り意気投合。情報交換となる。

お得な入浴施設があるとの情報を得て、松戸市にやってきた。入浴料はなんと670円で、土日はそれに100円増しという驚異の安さ。一昔前のスーパー銭湯といっても、設備は決して古びた感じはない。

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お目当てのサウナは比較的広い。しばらく入っていて気がついた。目の前にサウナストーブがない。周りをキョロキョロしながら探してみるが、当然ながらサウナストーンもない。

そう、ここの特徴は階段状のベンチの下にヒーターを設置したボナサウナだった。じわりと発汗する体感は、いくつものサウナを巡ってきたけど新鮮だった。

もう一つ、ロウリュウサウナもある。ちょうどサービスタイム。アロマ蒸気が広がるなか、熱波師は大団扇で風を送り、ゲストは声援を送る。

水風呂のあとはお決まりの外気浴。晴れた大空に流れる白い雲を追いかけながらととのう。

https://www.yurakirari.com/matsudo/

春と桜と公園

春を求めて水元公園にやってきた。 最初にここを訪れた時は、その大規模に驚いた。東京ドームおよそ20個分という都内最大の広さを誇る。とにかく広い。

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森林は涼しくて夏場のランニングには最適。森の中を走っている感覚になる。ここは東京であることを忘れるほどだ。

今日は久しぶりにランニングウェアを着て、公園内を走ってみた。天気もよく桜を見上げながらのランニングは清々しい。公園沿いの遊歩道は桜のトンネルになっている。

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大変な賑わいである。以前はランニング仲間と花見をしたこともあった。酔っ払って寝てしまい置いてけぼり。下手をしたら死んでいたかもしれない。いま思い出しても背筋が凍る。

英会話教室仲間とバーベキューをしたこともあった。一時は定番のランニングコースだったし、色々思い出が詰まっている公園。

せっかくなので近くのベーグル専門店までランニングしてみた。

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https://the-works-bagel.jimdosite.com/

購入したもちもちベーグルを持って、公園内でランチ。気持ちいい風が頬を撫でる。

帰りは混みそう。早めに切り上げる。それでも周辺道路は大渋滞。そして明日は筋肉痛だろう。

https://www.tokyo-park.or.jp/park/mizumoto/